Huisman、(諾)Havfram社クレーン向けにTLSS(移動吊荷安定化システム)受注
Huismanは、Havfram社の2隻の新造-洋上風力設置船NG-20000X-HFの3,000t吊LEC (Leg Encircling Crane)向けにTLSS (Travelling Load Stabilising System:移動吊荷安定化システム)を受注いたしました。
Huismanは、Siemensと共同でTLSS (Travelling Load Stabilising System)を2023年に開発、特許取得。
TLSSでは水平方向の張力を一定に保つ通常のタガーラインに加え、上下方向の挙動を制御するタガーラインを備えていることで、二軸方向からのタグラインシステムとも呼べるものとなっています。加えて、一般的なタグラインシステムではクレーンブーム外側に沿って張られたガイドワイヤ上を吊荷高さに沿って移動することで吊荷に対して常に水平方向の制御を実現するものですが、TLSSにおいてはガイドワイヤに代えてより堅牢なクレーンブーム自体にレールを組み込んでおり、同レール上をシステムが移動することになるのでより高精度・高効率なオペレーションを実現します。